本業以外に複数の仕事を持つ「副業」や「パラレルワーク(複業)」というワークスタイル。自分が好きな分野で社会に貢献しながらキャリアアップやスキルアップも期待できるという触れ込みですが、実際にはどれぐらいの人がやっているのでしょうか?
エン・ジャパンが実態調査をしていました
エン・ジャパン株式会社が、35歳以上の方を対象に副業の実態調査を行っていたので、内容をまとめてみます。転職サイト「ミドルの転職」を利用している方が母集団だそうですので、調査対象は「ミドルの会社員」という感じでしょうか。
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ミドルに聞く「副業(パラレルキャリア)」実態調査7割が副業希望の中、実際に副業をしているのは2割に留まる。 副業中の5割が「本業で役に立った」と回答。―『ミドルの転職』ユーザーアンケート― | エン・ジャパン(en Japan)
人材総合サービスを提供する、エン・ジャパン株式会社、ニュースリリースのページです。
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さあ、調査結果はどうなっているでしょうか?
「副業」をしたいと思っている人はやっぱり多い!
エン・ジャパンの今回の調査によると、「副業(起業含む)」をしたいと答えた方はなんと7割にのぼりました。
出所:エン・ジャパン「ミドルに聞く『副業(パラレルキャリア)』実態調査」
一方で、「本業一本で定年まで」という方はわずか13%・・・。副業やパラレルワークはもはや止められない流れですね。
じゃあ、実際に「副業」をやっているのは?
この調査によると、「副業」を実際にやっているのは、たったの2割ほどだそうです。
出所:エン・ジャパン「ミドルに聞く『副業(パラレルキャリア)』実態調査」
「副業」に興味がある人は7割もいるのに実際にやっているのは、たかだか2割ほど。なぜでしょうか?理由を見てみたいと思います。
「副業」をしていない理由
「副業」をしてない方の主な理由は下記のようなものだったそうです。
副業をしない理由
- 会社が副業を禁止(50%)
- 始め方がわからない(39%)
- 本業が忙しい(33%)
- 何がしたいか定まってない(26%)
- 体力面で本業に支障を出したくない(15%)
会社が禁止していたら仕方ないですよね。しかし、注目すべきは、「始め方が分からない」「本業が忙しい」「何がしたいか定まっていない」という声ではないでしょうか。
このような声って、よく考えると、実は「始めない言い訳」に聞こえませんか?
振り返ると私も似たようなことを言ってパラレルワークを始めることを先延ばしにしていました・・・
もちろん、会社勤めもミドルを過ぎてくると、仕事も面白くなるでしょうし、肩書きや家族のことなど守りのポジションに入るのも理解できないわけではありません。
「大副業時代」はまだまだ始まったばかり、今から始めるとまだまだブルーオーシャンなチャンスが転がっているかもしれませんね。
まとめ
「副業」に興味がある人は7割もいるのに実際にやっているのは、たかだか2割ほど。
「副業」や「パラレルワーク」が注目され始めて日も浅いので、これからどんどん変わっていくのかもしれませんね。
今日はここまで。